☆ 都会の銀行に勤めるお年頃のOLは、きっと楽しい毎日を送っていることでしょう・・・
題 名:チューリップのえくぼ
整理番号:B-76
ジャンル:日本文学
読んだ時:令和3年 83才
著 者:紺野敏武
出 版 社:京成社
内容・感想:
僕ら男にとって理想的な女性であるヒロインの知美。
読むにつれて、以前読んだある本のヒロインを想い出しました。
そう、確か源氏鶏太の「緑に匂う花」です。
正に弾けんばかりの青春真っ只中の女性は、きっとここに
書かれているような事をいつも考えているんでしょうね。
著者のご本は前にも読んでますが、このチューリップの彼女の
本がとてもいいと思いました。
「二秒半の視線」の表現などは読んでいて思わず笑っちゃいます。
対象となる読者である、我々昭和の前期を東京で生きた者にとっては
とても懐かしい想い出を蘇らせてもらった一冊です。
信一青年がライアを思って辿る、南アルプスと八ヶ岳を望む
武川村はファンタジックで素晴らしいと思ったら、何と
著者の愛妻の故里であったとは。。。成程感慨深い事です。
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