立夫文庫のブログ

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☆日本は今や凄いペットブームです。でもこんな可愛い妖精のペットが居たら、売れるでしょうね。

   題名:妖精配給会社
   整理番号:B-20                
            ジャンル:日本文学
      読んだ時:平成 9年  59才   
            著者:星 新一
            出版社:新潮文庫


内容・感想:
短編集ですが、表題の妖精配給会社が、就中一番面白いです。
人間社会を皮肉って、独特の焦点を突いております。


うちも敦子(トンコ)と言う名のニャンコを一匹飼ってます。
隣の須藤公園の上に捨てられて、
ミューミュー泣いてるのを拾って来て、
女房が介抱し始めましたのが、かれこれ14年前になります。
ですから猫齢で云いますと、スッゴクおばあさんの筈なのですが、
うちの女房なんかよりズーッと若々しいのです。


第一、 皺も全然ないし、身軽です。  
第二、 今でも庭のもちの木、伝いにピョンピョンと二階に
上がっております。


そして、こいつが妙に私になついてます。
寝るときも一緒ですが、朝などもうっかり7時過ぎまで
寝過ごしてると、布団の上に乗ってきて
ミャーミャー、ミューミューうるさくてしょうがないのです。
しかたなく起き出して階段のところで座るっテート、
膝の上に乗っかってまいります。
そこで、台所に行き特別製のフードを造ってやるのですが、
その間もまつわりついてうるさくてしょうがないのです。
蓋し、僕は女にモテる性分なのだと思っております。