立夫文庫のブログ

「立夫文庫」にようこそ! どうぞごゆっくりご覧下さい。
当ブログを、楽しく、為になる読書のナビゲーターとして、ご活用下さい。

☆ドーバー海峡を隔てて、競い合う両キャラ。

            題 名:ルパン対ホームズ
            整理番号:D-18             
            ジャンル:外国文学
       読んだ時:平成19年 68才
            著 者:モーリス ルブラン(訳:榊原晃三)
            出版社:岩波少年文庫


 内容・感想:
これは、孫の綜君が本郷図書館に一緒に行った時、
借り出した本です。
彼はすばらしいスピードで読破する能力を持っているようです。
確か4~5日間で私の元に戻りました。
綜君の意外な能力にびっくりしてます。


私も読んでみました。
しかし、なかなか読み切れず、二週間借りを延長しました。
それにしても、面白い本を借りたものです。


この本の原作の題名は、
「アルセーヌ・ルパン対ハーロック・ショーメス」
と言いますが、フランス人のルブランがこの本を書いたのは、
彼が42歳の時でした。


五つばかり年上のイギリス人のドイルが、
俺の著作のシャーロック・ホームスと言う名前を
勝手に使っちゃ困るよとクレームをつけました。
そこでちょっともじった名前にしたのがこの名前です。


コナン・ドイル1859~1930年。
モーリス・ルブラン1864~1941年。
当時、植民地開発やら文明進歩などで、ライバル同士の
両国でしたので、ホームズとルパンも大いに張り合って
書かれているのが面白いと思います。