☆女優 三田佳子の妖艶な四肢を頭に描きながら読むのも一興です
題名:敦 煌
整理番号:B-08
ジャンル:日本文学
著者:井上 靖
出版社:新潮社
内容・感想:
三田佳子扮するところの西夏の女が、
漢の都「開封」で切売りされようとしてます。
そこに、タマタマ通りかかった主役の行徳が、
哀れと思って女を買い取るところからストーリーは始まります。
ご存じ、角川文庫の本と映画の両面作戦の超大作です。
シルクロードを西へ辿りつつ、ついに沙州に追い詰められて
ウィーグルに占領されようとする直前に、
宝物の経典類を多数千仏洞に隠します。
それが約900年後の1907年に発見されました。
(立夫文庫F-04「敦煌物語」参照)
作者の創造力の豊かさでしょうが、
何とも感慨無量の事ではあります。
映画と小説ではだいぶ異なる点はありますが、
小説を読んだ上で映画を見ることをお奨めします。
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