立夫文庫のブログ

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☆謡曲の「安達が原」は手塚治虫のマンガでは、宇宙未来に展開する

           題  名:百物語
    整理番号:B-49           才
            ジャンル:日本文学
      読んだ時:平成24年 74   
            著  者:手塚治虫
            出 版 社:集英社文庫


 内容・感想:  
わざわざ取寄せて、手塚治虫の漫画を久しぶりに読みました。
我が少年時代にはムサボル様に読んだものです。


この「百物語」の中の、「安達が原」を読みたくて
購入したものですが、立夫文庫B-48の「黒塚」の引用として
取寄せたものです。


謡曲にある安達が原は、奥羽の山奥に棲みついて、
訪ねて来る旅人を餌食にしていた鬼婆を語ったものらしいですが、
手塚治虫のは、宇宙未来の設定です。


しかし、なんとも心にジ~ンと来る読後感です。
これが彼独特の筆致であると思います。
漫画だからって馬鹿にしたもんじゃないと思います。
この本のメインの「百物語」にしても、
その他の物にしても、とても好い感じで読むことが出来ました。