☆義経の首っ玉が胴体を取り替えて、未来の世界にまで生き延びる・・・これって、スゴイと思いません!?
題 名:黒 塚
整理番号:B-48
ジャンル:日本文学
読んだ時:平成24年 74才
著 者:夢枕 獏
出 版 社:集英社文庫
内容・感想:
何と云う奇想天外な着想なんだろうか!
源九郎義経が、兄の頼朝の兵に追われて、
奥羽に落ち延びるところから物語りは始まります。
それが何と、彼は現代は愚か、未来にまで生き延びて行きます。
そして、地球は小惑星の衝突により、壊滅的な被害を受けながらも、
一部の人類はしぶとく生き延びて、争いながら生きていきます。
唯、ガチャガチャの活劇だけじゃなくて、
クロウと黒蜜姫とのロマンスもあります。
「一気読みの640ページ」と帯に書かれているように、
正に興味に釣られて斜め読みしてしまった一冊ではありました。
この筋書きの、一つの基になっている、
手塚治虫の「安達が原」を探して読みたいです。
立夫文庫B-49参照
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。