立夫文庫のブログ

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☆平平凡々のアメリカの平均的家庭の活動を描いている小説です。

題名:ホテル・ニューハンプシャー 上下巻
   整理番号:D-19        
            ジャンル:外国文学
      読み終えた日:平成27年7月 77才   
            著者:ジョン・アービング
            出版社:新潮文庫


内容・感想:
現代のアメリカ社会を象徴しているような小説です
‥‥と云う点では、以前読んだ「ガープの世界」
と同じです。(立夫文庫D-03)


彼=ジョンの出生地を第一のテーマ地にし、
次いで、留学したウィーンをテーマ地にして書いてます。


内容的には、下らない事をチマチマと書いていますので、
閑話休題として、斜め読みで適当です。
正直云って、上巻だけ読んでやめようと思いました。


上巻のラストシーン、ウィーンに飛行機で家族全員引越すのに、
お母さんと末っ子だけ次の日の便で分けさせるあたり、
常識的によく使う手ですが、読んでいて何か胸騒ぎを感じました。
そして母さん達の飛行機は墜落してしまいます。


続くウィーンでの生活、決して楽ではないけど
しっかりとした足取りで、別に悪に染まる事もなく、
そうかと言って鬱になって死にたくなる様な事もなく、
毎日を恙なく過ごしていきます。
終始一貫、ベリー家の次男坊のジョン君の視線で
書かれております。
以上です。