立夫文庫のブログ

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☆今は亡き、狐狸庵先生のシリーズの一冊です。

         題名:闇のよぶ声
             整理番号:B-02
            ジャンル:日本文学         
            著者:遠藤周作
            出版社:角川文庫


内容・感想:
字は違うが僕と同じ名前の樹生君と、
その婚約者の圭子ちゃんを主要登場人物として、
そこに作者の得意とする医学者を登場させてます。


サスペンスストーリーとしては古くさい組立てですが、
読者を飽きさせる事なく、読むことが出来ます。


風景及び背景の描写を見ますと、日本もこの二十数年の間に、
ずいぶん変わったもんだと思います。
例えば九州の天草の風景ですが、今だったら島々を
繋いでいる天草架橋が出て来るだろうし、
アザレアのある田村町の近くにはもう既にNHKは
なくなっております。