立夫文庫のブログ

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☆電車の中用、オムニバス本です。頭の疲れている時読んでスッキリしましょう!!

   題名:影絵の町
   整理番号:B-18            
            ジャンル:日本文学
       読んだ時:平成 8年58才   
            著者:阿刀田 高
            出版社:角川文庫


内容・感想:
阿刀田氏得意の、短編小説を、前半に12個、
後半に12個綴っています。
特に後半のは超短編で、何を云いたいのか
解んないのもあります。


閑話休題、電車の中なんかで、手軽に読むのに適してます。
42頁、・・・東京の新宿御苑の辺り、
今でも内藤町と云いますが、江戸の昔この地に
新しく宿場が出来た時、人々は内藤新宿と呼んでいました。
それが何時しか内藤が省略されて、新宿と呼ばれるように
なりました。


109頁、「・・・彼女もまた、鬼籍に入った。」
と云う項があります。
阿刀田氏はもう一回この本の中にも
同じ表現を使っていますが、何れも女性に対して
この鬼籍と云う言葉を使っています。
自分の場合とか、似つかわしい男の場合等に
使う方が良いと思いました。