立夫文庫のブログ

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☆豊富な知識に触れて、君の処世の糧にすれば・・・

題  名:木配り 発想の心得
            整理番号:G-10          
            ジャンル:その他
      読んだ時:平成29年 79才   
            著  者:金安岩男
            出 版 社:報光社(印刷) ヘアサロン大野グループ発行


  内容・感想:
この本は非売品です。
私が以前から、頭を刈ってもらっている床屋の、
ホームページに連載されていたコラムを、
床屋のオヤジが単行本にして、店頭に置いたものです。


執筆者は、慶大で最近まで教鞭を執っていた先生だけに、
なかなか薀蓄のある内容です。
その博学にして、鋭敏な頭脳には感心させられます。
やはり、江戸の市内の人であると思いました。
金安先生と「カネヤス」をヒッカケた洒落のつもり。
(注:本郷三丁目交差点角に今でもある、カネヤスは
江戸から続く老舗ですが、「カネヤスまでは江戸のうち」
と昔から言われてました)


題名の「木配り」とは、「気配り」の誤植じゃないかと
思われる方も、お有りかと思いますが、差に有らず。


その昔、大工の棟梁は家を建てるに当たって、
使用する材木の吟味をしてから取り掛かったそうな。
それを「木配り」と云います。
つまりこの本の著者は、家の適材適所に合った木を使う如く、
この本を使って欲しいと言うことです。


結婚式の祝辞に、「佳き結婚生活を送るに当たって、
三つの袋が大切だ」と云ってます。
先ずは「給料袋」、次に「堪忍袋」、そして三つ目には「お袋」
・・・ご両親を大切に!・・となります。


「氷が解けたら・・・」の後に、君だったらどう云う言葉を
繋げますか?・・と云う質問をしてみるのは面白い。
その答えで、その人の事がいろいろ判るのが面白い。


ある人は「氷が解けたら、水になるに決まってるジャン」
と答えれば、単純!となります。


また、ある人は「氷が解けたら、地球の水位が上がって、
水没する国も出るのじゃない」と答えれば、
トランプ大統領はパリ協定を蹴飛ばしてケシカラン.!となります。


「氷が解けたら、春になる」・・・と言う人は、
何んてロマンチックなんでしょう!


(注釈) もしこの本を読みたい人は、
日本橋室町3丁目の村田めがねビルの「ヘアサロン大野」
に行ってみたら・・・但し、理容も利用しなきゃダメですヨ