立夫文庫のブログ

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☆ヒロイン「弁天のおよし」は日本の強く逞しい女の典型です

            題名:上浜家の人々
   整理番号:C-09                  
            ジャンル:歴史
      読んだ時:平成 9年59才   
            著者:高野立夫
            出版社:立夫文庫


内容・感想:
平成3年頃、上原芳子女史(大正3年生)の口述により
著者が纏めたもの。
女史は著者の義理の母にあたる。
内容は大筋に於て、ほぼ史実に因るが、チョイと
脚色もしている。
平成9年現在、弁天のおよしは健在で、毎朝著者と
食事を共にしている。


日本が彼の世界大戦に敗れて、一般民衆は貧しい生活から
立ち上がりつつある時、人々は生きんがために、
悪いこととは知りながら闇物資を買ったりして生き延びてきた。
文中、「よし」も、そんな中、力強く生き抜いた一人である。


「よし」さんは残念ながら、平成28年11月103才の長寿を全うして、
天国に旅立った。
この物語の全文は、当ブログ内に、「小説上浜家の人々」
として掲載しておりますので、読んで下さい。