立夫文庫のブログ

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☆ 平成の末期鬼籍に入った梅原先生、偉大なる哲学者を失って残念です。

題  名:京都鬼だより
整理番号:G-12      
ジャンル:その他
読んだ時:令和1年 80才     
著  者:梅原 猛
出 版 社:淡交社


 内容・感想:
偉大な哲学者、リスペクト梅原先生は今年(平成31年1月)
正に、鬼籍に入りました。
93歳でした。
この随筆集は彼の集大成された晩年、思いつくままに綴られた
ものです。
立夫文庫A-10梅原氏の「法然の哀しみ」を先に読んでから
これを読むと、納得する面がいろいろあります。
72ページ「中世が襲う」に書かれている、司馬遼太郎の
「空海の風景」に関する事では、梅原氏の痛烈な批判により
両者は不仲になった経緯が書かれております。
(立夫文庫A-01も参照の事)