☆良寛禅師の一生は僕らにとって学ぶべきことが多くあります。流れるような筆のタッチも素晴らしい御仁です。
題名:手 毬
整理番号:E-12
ジャンル:人伝
読んだ時:平成 9年 59才
著者:瀬戸内寂聴
出版社:新潮文庫
内容・感想:
この小説は、かの有名な子供好きの良寛様の物語です。
しかし作者の寂聴さんは、ちょっと違った角度のタッチで
良寛像を描いてます。
つまり、良寛を愛する・・と云うか、慕っている
一人の心清らかな若い尼僧の目を通して良寛の人となりを
描き進めております。
新潟の一山村にて、高き理想を維持しながら、
一生を幸せに送り、遷化していった良寛サの生き方も、
一つの生き方だなあと考えます。
作者の寂聴さんは八十才に手が届こうと云う高齢ながら、
とてもお元気で目下小説「源氏物語」を、
彼女独特のタッチで書き進んでいます。
彼女は、トックの昔に遷化した異色の僧、
今東光氏に師事したことは結構有名な話です。
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